カニさんは、かきの木の下で
まっていましたが、いつまで
たってもサルさんがかきのみを
とってくれないので
まちくたびれてしまいました。
「おーい、サルさん、じぶんだけ
 たべていないで、ぼくにも
 かきをとっておくれよ」
するとサルさんは、
「うるさいぞ、カニさん。
 こんなおいしいかきを
 カニさんにあげるのは
 もったいない。
 ほらこれでもたべろ」
そういうと、まだじゅくしていない
青くてかたいかきのみをとって
いくつもいくつもカニさんに
なげつけました。
それで、カニさんは大けがを
してしまいました。
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