西スマトラのスンガヤン村に、ふしぎな石が ありました。 あるとき、小さな男の子がやってきました。 「神様、神様、ぼくのお母さんの病気を なおしてください。 おかあさんは、ずっとねたきりなのです」 男の子は、その石を持ちあげようとしました。 けれども、石はぴくりとも動きません。