何日かした、雪の夜、おじいさんの家の戸をトントンとたたく音がしました。 おじいさんが戸を開けてみると、一人の娘(むすめ)が立っていました。 「雪で道にまよってしまいました。どうか一晩(ひとばん)とめてください」 「それは、たいへんだったね。さあ入ってお休み」