ある日、いつもより早くタキギが 全部売れてしまったので、まだ日の 高いうちにおじいさんは家に 帰っていきました。 その日はとても良い天気で、 道ばたには、きれいな花がたくさん さいていました。 「これは、良いけしきだ。ここらで、 一休みするか」 おじいさんは、道ばたの石にすわると、 町で買ってきたお酒をヒョウタンから 飲みはじめました。