そこで、恐ろしい顔をした山んばがあらわれました。 「やい、魚売り、はらがへってるからその魚をよこせ」 魚売りは、こわくてこしをぬかして、せおっていた魚のかごをさしだしました。 すると山んばは、むしゃむしゃむしゃむしゃと、手づかみで魚を食べはじめました。