さっそく猫が連れてこられ、いっせいに広間に放されました。 あっというまにネズミはいなくなり、みんなゆっくりとごちそうを楽しむことができました。 人々はこの動物たちをほめたたえました。 そのうち、兄さんがふと、港のほうを見ると、なんと船が燃え上がっているではありませんか。 おもわず立ちあがり、くやしさのあまり兄さんは叫びました。 「おれの船が、金銀が、おれの財産のすべてが燃えて沈んでしまう。 ああ、おれは、なんてついてないんだ」