どうしたらいいかとほうにくれて、娘はしくしく泣き始めました。 泣いても泣いても良い考えはうかんできません。 そのとき、とびらが開いてひとりの小さな男が入ってきました。 それはまぬけ顔をしたみにくいこびとでした。 ていねいにおじぎをして、「なにがそんなに悲しいの?」とたずねました。 目を泣きはらして娘は答えました。 「王子さまに命令されたの。土と麦わらから黄金をつむぐようにと。 夜明けまでにできあがらなかったら、私は命がないの」