すると、門の中からりっぱなおさむらい様が出てきました。 「これこれ、そこの男。私はこれから東国へ行かねばならない。 その馬をゆずってくれぬか。荷物を運ぶ馬がたりないのじゃ。 その代わりに、私が帰ってくるまで、このやしきと、うらにある田畑をお前にあずけよう」