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晩餐会のテーブル テキスト画像6
ある日のこと、兄さんは王さまの晩餐会に招かれました。はじめて見る宮殿はとても豪華でしたが、 おかしなことに、テーブルに用意されたごちそうには、 みんな、蓋がかぶせてあり、それぞれの蓋の横には、大きなお米が一粒置かれているのでした。 兄さんはふしぎに思い、客のひとりにその訳をたずねました。 「私たちはとても困っているのです。びっくりするほど沢山のネズミにね。 ごちそうのにおいがすると、どこからでもとびだしてきて、ごちそうに鼻をつっこむので、 ネズミを追い払うために米を一粒置く、という訳ですよ」